光コラボのメリットとデメリットを検証!フレッツ光からの乗り換えは大丈夫?

         
  • 2018.04.19
  • 2019.06.05
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光コラボのメリットとデメリットを検証!フレッツ光からの乗り換えは大丈夫?

2015年からスタートした光コラボは、開始当初は知らない人も多かったですが、今は「光コラボという言葉は聞いた事ある」という人が多いと思います。

このページでは、光コラボのメリットとデメリットを知ってもらい安心してフレッツ光から乗り換える方法を説明します。

光コラボは月額の料金が安くなります。しっかり選んでお得にインターネットを利用しましょう。

光コラボはなぜ安い

光コラボが安い理由はフレッツ光が卸売りを始めたことです。

一般的にお店での販売価格は「商品を仕入れた金額」+「販売するための経費」となっており、卸販売にすることで必要経費を削減することができます。

フレッツ光を検討したことがある人ならご存知かと思いますが、新規で契約すると高額なキャッシュバックや特典が付いてきました。

これはすべてNTTの販売コストなんです。

卸売にすることでこの販売コストを大幅に削ることができますので他社に安く提供することができるようになったのです。

光コラボはNTTから安く仕入れたフレッツ光を自社のプロバイダー業務とセットで販売することができるのでより料金の設定を低くすることができるようになりました。

NTTはなぜ卸売を始めたか?

光コラボが始まる前までのフレッツ光は、NTT東西が販売していました。

申込みの受付は、家電量販店やインターネットなど色々な窓口から申込できましたが、契約自体は全てNTTとなっておりました。

ところが光コラボがはじまり、NTTが販売していたフレッツ光を他社が販売し契約することができるようになったのです。

NTTは販売から卸売業者に変わったようなものです。(卸売業者となっても当然販売もしています)

卸売業者となったことで販売のコストがかからなくなりましたので、その分利用料金が安くなったのです。

では、なぜNTTは独占的に販売できていたフレッツ光を他社でも販売できるようにしたのでしょうか?

NTTが卸売りを決意した理由とは?

そもそもの引き金はKDDIのauスマホとau光のセット割引でもあるスマートバリューのスタートです。

それまでdocomoの一人勝ちだった携帯電話のシェアをauがスマートバリューを始めたことでdocomoは多くのシェアをauにとられたようです。

当然NTTも同じようにフレッツとdocomoとのセット割をスタートしたかったのですが、日本電信電話株式会社法の30条(通称NTT法)に触れてしまうためにできなかったようです。

国営であり独占的な地位のNTT東西は自社グループであるdocomoだけに対し特別なことをしてはいけないということです。

そこでNTTはすべての企業に対しフレッツ光を卸し販売することでこれを回避し、docomoとのセット割をスタートすることができたようです。

光コラボのメリット

光コラボでインターネットを乗り換えることで様々なメリットが発生します。

せっかく光コラボを利用するのですから、メリットをしっかりと理解してお得にインターネットを利用しましょう。

支払いがまとまってスッキリ

フレッツ光はあくまでインターネットで利用する光回線の事。

インターネットを利用するためには回線とプロバイダーの2つが必要となってきます。

そのため料金の支払いは回線の料金がNTTから請求され、プロバイダー料金は契約しているプロバイダーから請求が別々に来ていましたが、光コラボによって回線の料金とプロバイダーの料金がまとめて請求されるようになりました

特にコンビニで支払いをされている人にとっては便利になりました。。

毎月の通信費を節約

一番のメリットは料金が安くなることではないでしょうか

まずはBIGLOBEを例にご覧ください。
基本料金

戸建て フレッツ光ネクスト BIGLOBE光(3年契約)
プロバイダー料金 1,000円プロバイダによる 0円
月額料金 4,600円 4,980円
合計 5,600円 4,980円

フレッツ光と比較すると固定回線だけで毎月620円、年間で7,440円節約ができます。

集合住宅 フレッツ光ネクスト BIGLOBE光マンション
プロバイダー料金 500円プロバイダによる 0円
月額料金 3,950円 3,980円
合計 4,450円 3,980円

マンションプランは戸建てと比較すると基本料金が低いため固定回線だけで毎月470円、年間で5,640円節約ができます。

多くのユーザーが光コラボで乗り換えることによって毎月500円~1,000円ほど安くなりました
契約期間が3年間とすると戸建ての場合3年間で22,320円マンションプランで3年間16,920円の節約となります。

さらに家族でスマホを利用していれば、スマホや携帯とのセット割も適応になるので家全体の通信費で考えると非常に節約となります。

BIGLOBE光の詳細はこちらから

光コラボへの転用が簡単!

光コラボには転用と新規の2つの方法があります。

新規についてはこちらを参考にしていただきたいのですが、転用はとにかく簡単に毎月の料金を安くすることができます。

手続きはわずか3ステップです。

転用承認番号を取得する
光コラボに申しこむ
プロバイダ情報を設定する

ほとんどの場合工事も必要ないのでビックリするぐらい簡単に終わってしまいます。

煩わしい事はしたくない、だけど毎月の料金は見直したいという人なら転用がおすすめです。

光コラボのデメリット

当然のことながら光コラボにもデメリットはあります。

メリットばかりに目がいってしまいますが、しっかりとデメリットも理解したうえで光コラボを検討することが重要です。

光コラボの転用は1度きり

光コラボの転用は現在1度きりとなっています。

例えばフレッツ光を利用している人が、光コラボの転用でAという光コラボ事業者に転用したのですが、サポートが悪い、つながらない等の問題があって、もう一度他の光コラボに転用したいと思っても転用することはできません

次に他のプロバイダーに乗り換えようと思ったら、改めて新規で他の光コラボ事業者と新規契約をしなければいけません。

その際は当然ながら工事もしなければいけないので時間と手間がかかります。

また、光電話を利用しているユーザーはその電話番号に加入権がついて無い場合、番号の引継ぎができなくなってしまいます加入権がある番号でも手続きに手間とお金がかかります。

工事や手続きが手間という方は転用のコラボ事業者選びは慎重に行わないと後で面倒なことになりかねません。

しかし、工事の手間も時間も問題ないという方にはこれはデメリットではなく、こちらの《転用と新規お得なのはどっち》でも説明していますが自分に合ったほうを選べは逆にメリットになるでしょう。

人によっては値上がりも!

一見お得な光コラボでも実は乗り換えることで料金が上がってしまうケースがあります。

それがフレッツ光のマンションタイプのプラン2という契約です。

フレッツ光のマンションタイプには3タイプの契約があり料金は以下のような体系になっています。

16契約以上見込める場合 8契約以上見込める場合 4契約以上見込める場合
月額基本料金 3,350円 3,750円 4,350円
プロバイダ料金 500円(プロバイダにより) 500円(プロバイダにより) 500円(プロバイダにより)
合計 3,850円 4,250円 4,850円

16契約以上が見込めるとは建物の部屋数が16戸以上ということです。
BILGLOBE光が月額3,980円として例にするとプランミニとプラン1は安くなりますが、プラン2では月額100円上がってしまうことになります。

なので現在マンションプランを利用している人はどのプランで加入しているか必ず確認してから申し込みをしてください。

光コラボの手続きと設定

ここでは光コラボの転用方法について詳しく説明します。

手続きが面倒だとかいろいろ噂はありますが、ほんの少しの予備知識と準備だけしておけば簡単に手続きは済んでしまいます。

節電や節水などに比べ、簡単にほんの少しの手間で年間何千円もの節約ができます。

同じインターネットなら料金の安い光コラボのお得感は大きいでしょう。

転用承諾番号を取得

光コラボの転用で必ず必要なのが転用承諾番号です。

転用承認番号とは光コラボで転用する際にNTTが発行する顧客情報です。

転用申込時には必ず光コラボ事業者にこの転用承諾番号を伝えなければいけないので申し込みの前にこの番号を取得してください。

所得方法は下記に電話もしくはWEBから手続きができます。

転用承諾番号の取得方法

転用の場合転用承諾番号が無いと手続きができませんので、転用の手続きをする前に必ず取得しておきましょう。

NTT東日本 【NTT東日本 フレッツ受付センタ】電話番号:0120-140202
受付時間:9:00 から 17:00 (年末年始を除きます)https://flets.com/tenyou/
Web 受付時間:8:30 から 22:00
NTT西日本 【NTT西日本 光番号ご案内センタ】電話番号:0120-553-104
受付時間:9:00 から 17:00 (年末年始を除きます)http://flets-w.com/collabo/
Web 受付時間:7:00 から 25:00

転用番号は発行から15日間の有効期限となっています。

転用承諾番号発行後15日以内に光コラボの手続きを済ませないと改めて番号を発行しなければならなくなってしまいますので番号発行後はなるべく早めに手続きを済ませましょう。

ちなみに発行したのがいつか分からなくなっても大丈夫、番号から有効期限が確認できます。

転用承諾番号
E 0315 123456
E=東日本 W=西日本 0315=有効期限3月15日まで 123456=発行番号

となっているので、EかWの後の4ケタでその番号の有効期限がわかるようになっています。

光コラボの申し込みから開通まで

転用承諾番号を取得出来たら次は光コラボ事業者に申し込みです。

光コラボの申し込みは店舗やwebでの申し込みとなりますが、事業によっては窓口が非常に混雑しています。

特に携帯電話会社(docomo、au、softbank)等は携帯電話の契約と合わせて窓口は常に混雑していて1時間待ちは当たり前という状況です。

お勧めは手続きが速くて簡単なWEBからの申し込みがおすすめです。

転用は新規に比べ高額なキャッシュバックなどの特典は期待ができませんが、それでも中には転用でもキャッシュバックや特典がある代理店のサイトもあります。

せっかく転用するのですから少しでもお得に乗り換えができるサイトをお勧めします。


乗り換えというと昔は高額なキャッシュバックが期待できましたが、光コラボが始まり契約を取った代理店に入る手数料ががっくりと下がりました。当然ですが手数料が下がったということは、契約者にできるキャッシュバックの額も減るということです。ところがまれにびっくりするような高額キャッシュバックキャンペーンとうたっているサイトが存在します。

詐欺ではないですが多くの場合、高額キャッシュバックを記載しているサイトは、ネットの契約に加えてポケットwi-fi等の契約もさせられたりして、結果毎月の料金が高額なんてこともあります。

光コラボの申し込みは信頼と実績のあるサイトで申し込むことをおすすめします。

タイプ別光コラボのお得な選び方

光コラボの転用は1度きりしかできませんので光コラボ事業者を選ぶのは非常に重要となります。

そこでここではタイプ別に分けてお勧めの光コラボ事業者をご紹介していきます。

自分に合った光コラボ事業者を見つけてしっかりネット料金を節約しましょう。

docomoのスマホをお使いの方におすすめの光コラボ


自宅でdocomoのスマホをお使いの方がいる場合におすすめな光コラボがdocomo光です。

ドコモ光は今までのフレッツ光と同様複数のプロバイダーから選択することができます。

当然ですがどのプロバイダーを選択しても、光コラボなので支払いは1か所にまとまるので安心ですがプロバイダーにより料金やサービスが違います。

ドコモ光であればどのプロバイダーを利用してもdocomoと固定回線のセット割が適応となります。

ドコモ光の料金

戸建て フレッツ光 ドコモ光
タイプA 5,600円 5,200円
タイプB 5,600円 5,400円
ドコモ光ミニ(従量制) 2,700円~5,700円 2,700円~5,700円

フレッツ光の料金はプロバイダ料金1,000円を加算した料金です

マンションプラン フレッツ光 ドコモ光
タイプA 3,450円~4,450円 4,000円
タイプB 3,450円~4,450円 4,200円

フレッツ光の料金はプロバイダ料金500円を加算した料金です。
タイプAとタイプBは利用するプロバイダにより分かれています。
利用できるプロバイダの詳細は【ドコモ光を格安で契約!回線営業マンがおすすめのスマホ割!】を参考にしてください。

ドコモ光お勧めのプロバイダーは?

数あるドコモ光のプロバイダーの中から一つを選ぶのも大変かもしれませんので、当サイトお勧めのプロバイダーをご紹介しておきますので参考にして下さい。

ドコモ光のおすすめプロバイダーはGMOトクトクBBがおすすめ!

GMOトクトクBBはセキュリティーも無料!IPv6対応Wi-Fiルーターも無料でレンタルできます.

さらにメールアドレスも最大15個取得できるのでメールの使い分けをするときも非常に便利に利用できます。

ドコモ光のプロバイダーとしてはお勧めの1社です。

ネットでドコモ光を申込み

auのスマホをお使いの方におすすめの光コラボ


auのスマホをお使いの人の場合は地域によって異なってきます。
一番におすすめなのが【auひかり】です。
月額料金も安く何よりもau携帯・スマホと光回線のセット割【スマートバリュー】が適応となることで、お家全体の通信費がかなり節約できます。

さらにauひかりは契約時に高額キャッシュバックも期待できます。

キャッシュバックの相場としては大体40,000円から50,000円となっていてこれ以上の場合にはポケットwi-fiなどの高価なオプションを付けるのが条件という契約となってきますので、相場よりも著しく高い金額の場合には注意が必要です。

実績と信頼のある代理店で申し込みをすることをお勧めします。
auひかり料金表

auひかり フレッツ光
基本料金 戸建てタイプ 5,100円 5,600円
(基本料金マンションタイプ) 3,800円 4,450円

さらに2年目には100円引きの5,000円、3年目からは4,900円に料金が下がります。

NNコミュニケーションズならauひかりが最大50,000円キャッシュバック
auひかりの申し込みはこちらから

また、auひかりが引けない地域の場合でも、光コラボの中にもスマートバリューが適応になる光コラボ事業者がありますので、そこを利用するのがいいでしょう。
例BIGLOBE光

auひかり フレッツ光(NTT東日本)
基本料金 戸建てタイプ 4,980円 5,600円
(基本料金マンションタイプ) 3,980円 4,450円

この際気をつけなければいけないのは、スマートバリューはインターネットと電話など2つのサービスに加入することが条件となります。

インターネットだけでいいので電話はいらないと断ってしまうと、スマートバリューではなく【auセット割】となって割引額が減ってしまいますので注意してください。

スマートバリューとセット割については【auひかりを少しでもお得に!2018年おすすめキャンペーンはココ!】と【auスマートバリューで月々の利用料を抑える方法】をご参考にしてください。

softbankのスマホをお使いの方におすすめの光コラボ


ソフトバンクのスマホや携帯電話をご利用の方におすすめなのがソフトバンク光です。

ソフトバンク光にはauのスマートバリューと同様の割引サービス【おうち割】があります。

内容はスマートバリューのソフトバンク版で、ソフトバンクのスマホや携帯電話をお使いのユーザーで、自宅の固定回線がソフトバンク光またはソフトバンクと提携している光コラボ事業者の場合、スマホや携帯電話1台につき最大1,000円の割引が受けられるというサービスです。

割引額の詳細は【ソフトバンク光のおうち割でスマホが格安になる】を参考にしてください。

おうち割はソフトバンク光だけではなく、So-net光やNURO光でも割引の適応になりますので、何かしらの理由で自宅の光回線はソフトバンク以外のプロバイダーがいいという方にはSo-net光が選べるのは重要です。

ソフトバンクユーザーにおすすめなのがNURO光です。

月額料金も安く、速度も速い、しかもスマホの料金も安くなるのは非常にお得です。

ネックとなるのがサービス提供地域が狭いのでソフトバンクユーザーでも一部のユーザーが対象となるのでNURO光提供地域にお住まいの方のメリットは非常に大きなものでしょう。

NURO光の提供地域を調べる

それでもNURO光の提供地域外の方でもソフトバンク光もしくはSo-net光などの光コラボ事業者はお得です。
ソフトバンクのおうち割が利用できるインターネットの料金比較

戸建て ソフトバンク光 So-net光 NURO光
月額料金 5,200円 4,800円 4,743円
最大割引額 最大1,000円 最大1,000円 最大1,000円
項目1 項目2 項目3 項目4

スマホの契約内容により割引額500円~最大1,000円と変わっていきます。

結果、NURO光の提供地域ならばNURO光、それ以外ならばSo-net光が月額料金の安さで、おすすめということになります。

So-net光コラボの公式サイトへ

毎月の料金をとにかく安くしたいという方

とにかく安く光コラボでインターネットがしたいという方におすすめなのがexcite光です。

excite光の料金表

excite光 フレッツ光(NTT東日本)
基本料金 戸建てタイプ 4,360円 5,600円
基本料金マンションタイプ 3,360円 4,450円

業界最安を謳っているだけあって他社と比べるとかなり安い設定となっています。

ただしネットでの評判はイマイチなのが気になるところ・・・・・

サポートが不十分といった意見や速度が遅いといった意見も少なくありません。

何か問題が起きても自分で対処ができるという人は問題ないかもしれませんが、サポートはしっかりしてほしいという人にはあまりお勧めできないのが本当のところです。

月額でSo-net光と比べると440円の差があります。

この440円を安心料とするかどうかがカギになるかもしれませんね。

excite光の申し込みはこちらから

少しでも回線速度を早くしたいという方

光コラボの転用は転用時に申し込みをしないと回線速度はそのままです。

現在の契約がフレッツ光ネクストの200Mbpsの契約ならば光コラボで転用してもそのままの速度になってしまいます。

回線速度を早くしたければ、転用前にNTTに連絡をして品目変更を行う必要があります。

品目変更にかかる料金は工事なしの場合2,000円となっていて、この場合NTTから送られてくるONUを自分で入れ替える必要があります。

設定も比較的簡単にできますが、もしもわからない点があれば電話をするとしっかりとサポートしてくれます。

自信の無い人は工事に来てもらう事も可能なようですが料金は7,600円となってしまいますので注意してください。

品目変更で200Mbpsや100Mbpsのフレッツ光ネクストをギガファミリーに変更すれば1Gbpsで快適にインターネットを利用できるようになります。

また、それ以上の速度を望むのなら、NURO光やauひかりを検討するのもお勧めです。

PS4がもらえるNURO光の公式サイトはこちらから

光コラボのまとめ

光コラボは様々なメリットとデメリットがあります。

ただデメリットはすべて乗り換え前のデメリットであって転用後はデメリットとは言えないようなデメリットなのです。

光コラボ事業者選びも、1度きりの転用も、転用時にきちんと知識を持って乗り換える事でその後は快適なインターネット生活が送れます。

自分に合った光コラボ事業者をしっかりと選んでお得で快適なインターネットを利用しましょう。

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